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TikTok LIVEはいくら稼げるのか、公式規約だけで確かめました

TikTok LIVEを始めようか迷っているとき、いちばん気になるのに、いちばん聞きにくいのがお金の話だと思います。実際いくらになるのか知りたい。でもそれを口に出すと、お金目当てで配信するのかと思われそうで、友達にも聞けない。検索してみると「月収◯万円」という数字がいくつも出てくるけれど、それが本当なのかも分かりません。

その質問に、TikTok公式の規約だけで答えます。

2026年8月時点で、TikTok公式は金額の目安を公開していません。それどころか公式は、ギフトを「あなたへの送金」として扱っていません。公式規約では、ギフトは価値の譲渡ではなく、ダイヤモンドはTikTokが人気度を測るための指標、と定義されています。

期待していた答えとは違うと思います。ただ、始めるかどうかを決めるうえで、この事実がいちばん大事だと僕は考えています。以下、公式規約の原文を引きながら整理します。

ギフトをもらうと、そのお金が自分に入るのですか

いいえ。少なくとも公式は、そういう説明をしていません。

TikTokのバーチャルアイテムポリシー(その他の地域・最終更新2026年1月22日)には、こう書かれています。

ギフトを贈ることにより、お客様がプラットフォーム上の他のユーザーに対して、現金、コイン、または有価物を譲渡することにはなりません。

視聴者がギフトを送っても、それは配信者への送金ではない、と公式が明記しています。ではダイヤモンドとは何なのか。同じポリシーの続きです。

TikTokは、本プラットフォーム上でのユーザーの人気度とランキングを認識するためにダイヤモンドを使用します。ユーザーは、自分のコンテンツが獲得した視聴者のエンゲージメントレベルに基づいて、ダイヤモンドを収集します。ユーザーの人気が高ければ高いほど、またプラットフォーム上でより質の高い投稿を提供するほど、TikTokはより多くのダイヤモンドをユーザーに割り当てます。

ダイヤモンドは、あなたが受け取った金額ではなく、TikTokがあなたに割り当てる人気度の指標という位置づけです。さらに、こう続きます。

ダイヤモンドは、報酬の支払いを含む報酬を受け取る権利をユーザーに自動的に付与するものではありません。

ユーザーの人気度(ダイヤモンドおよびランキングで測定)は、適用される報酬プログラム規約および当社の報酬ポリシーに基づき、TikTokがユーザーに付与する報酬を決定する際に考慮する複数の要素のひとつです。

つまり公式の建て付けはこうです。ギフトは送金ではない。ダイヤモンドは人気度の指標であって、お金そのものではない。そして報酬は、TikTokが複数の要素を見て決めて割り当てるものです。

よく見かける「視聴者の課金額から手数料を引いた分があなたの取り分」という引き算のモデルは、公式の説明とは違います。実際に、視聴者が払った金額より受け取り額のほうが小さくなりますが、その差をTikTokが「手数料」と呼んでいるわけでもありません。

TikTok LIVEの収入は、公式にどこまで公開されていますか

公式に確認できること

出金の手順は公式に書かれています。LIVE Creator Hubの「LIVE配信で収益を得る方法」に案内されている流れは次のとおりです。

  1. TikTokアプリを開いて「プロフィール」をタップ
  2. 右上のメニューアイコンをタップ
  3. 「残高」をタップ
  4. 「LIVE報酬」をタップ
  5. 「換金する」をタップしてダイヤモンドを現金へ交換
  6. 出金方法を選択し、出金先の銀行口座を登録・選択

ダイヤモンドを現金に換えて銀行口座で受け取れること、その手順。ここまでは公式です。あわせて「段階的LIVE報酬(SLR)」という仕組みの名称も、同じページに出てきます。

公式に確認できないこと

一方で、次の数字は公式ページには出ていません。

  • ダイヤモンド1個が何円になるかという換算率
  • ライバーの平均収入や中央値
  • 何時間配信すればいくらになるかという目安

「段階的LIVE報酬(SLR)」についても、公式ページ上の説明は動画で提供されていて、全文を見るにはログインが必要でした。ログインしていない状態で読める本文に、金額の記載はありません。

僕が2026年8月1日に、ログインしていないブラウザで公式ページを開いて確認した範囲では、以上です。条件は予告なく変わる可能性があるので、始める前にご自身でも公式で最新をご確認ください。

なぜ「月収◯万円」と書いてある記事が多いのですか

ここははっきり書いておきます。

「tiktokライバー 収入」「tiktok ライブ 稼げる」といった言葉で実際に検索して、2026年8月時点の上位ページを確認しました。並んでいる記事の多くは、ライバー事務所や配信支援会社が運営しているメディアです。

そして、当社も同じ側です。

ライバー研究室は、合同会社アワーソイルが運営するTikTok LIVE専門のライバー事務所です。あなたが所属してくれると、当社に利益が出ます。だから当社にも、あなたに「稼げますよ」と言いたくなる動機があります。この記事も、その立場の人間が書いています。

そのうえで書きますが、公式が金額の目安を出しておらず、しかもギフトを送金として扱っていない以上、具体的な金額が書かれている記事の出典は公式以外ということになります。それが実際に稼いだ人の体験談なのか、推定なのか、根拠が示されていないのか。そこは記事ごとに違います。

数字を見たときは、その数字がどこから来たのかと、誰が書いているのかを、セットで確かめてください。 それはこの記事に対しても同じです。

稼ぐことに、後ろめたさを感じてしまうのはなぜですか

お金の話をもう少し続けます。

ライブ配信で収入を得るというのは、視聴者が自分のお金を使ってギフトを送ってくれる、ということです。ここに引っかかる人は、けっこう多いと思います。僕は5年ほど、いろいろなライバーさんを応援するリスナーをやってきました。その立場から見て、引っかかるのは自然なことだと思っています。

実際、ライバー同士でギフトを送り合って数字を作る文化があるアプリもありますし、リスナー側が使いすぎてしまう話も珍しくありません。「自分がやったら、誰かに無理をさせることになるんじゃないか」。そう感じて手が止まっているなら、その感覚は、僕はまっとうだと思います。

だから当社は、そこに関わらない形にしています。

ライバー研究室の場合、お金はどう流れますか

当社の取り分を先に開示します。

エージェンシーは、所属ライバーのギフト収益を事務所に配分する設定にできます。当社はその設定を使っていません。あなたに割り当てられたダイヤモンドから、当社に流れる分はゼロです。

当社の収入は、所属ライバーが配信した時間に応じて、TikTokから当社に入る報酬だけです。つまり、あなたが配信してくれること自体が、当社の商売になっています。

この形にしている理由は、ギフトから取り分をもらうと、当社に「もっと投げてもらえるように」と言う理由が生まれてしまうからです。口に出さなかったとしても、そう望む立場にはなります。誰かが無理をして課金するほど当社の取り分が増える。その仕組みの中に、自分を置きたくありませんでした。

条件は、こうなっています。

  • ギフト収益から当社への配分はありません
  • 時給の保証はありません
  • ノルマはありません。配信の回数も時間も、イベントに出るかどうかも、あなたが決めることです
  • 契約が終わったあとに、他の事務所に入ってはいけない、配信してはいけないといった制限はありません。違約金もありません

「稼げます」とは言えません。金額を公式が出していない以上、当社にも言えないからです。

金額が分からないのに、始めていいのですか

ここからが、この記事でいちばん書きたかったところです。

金額が保証されていないものに自分の時間を使うのは、怖いと思います。やってみて誰も来なかったら、時間を使っただけで終わる。そう思うと、始めるボタンの前で手が止まります。

でも、止まっている理由は、たぶんお金だけではありません。

配信してみて誰も来なかったとき、いちばんこたえるのは、収入がゼロだったことではないんです。「自分には人を惹きつけるものが何もない」と、確かめてしまうことのほうです。試さなければ、まだ分からないままでいられる。だから、いつかやると思ったまま、何ヶ月も経ちます。

これは自分のことでもあります。僕は以前、TikTokとTwitchで2年ほどゲーム配信をやっていました。始める前にいちばん怖かったのは、誰も来ないことそのものではなく、誰も来なかったときに、自分には何もないんだと決まってしまうことでした。だから、始めるのを何度も先に延ばしました。

そのうえで、今は言えることがあります。配信する側と、見る側。両方に立ってみて、続く人と消えていく人を分けていたのは、才能でも顔でもありませんでした。自分には何もないと思い込んでいるかどうか。 ただ、それだけだった気がします。

そして、何もない人には、まだ会ったことがありません。持っているものに気づいていないか、まだ言葉にできていないか。そのどちらかです。

だから覚悟というのは、「絶対に稼いでみせる」と決めることではないと思っています。金額は誰も保証していないと分かったうえで、それでも自分は何を持ち帰るのかを、自分で決めておくこと。 それが覚悟だと考えています。

始める前に、決めておくといいことはありますか

金額を予想する代わりに、決めておくと折れにくくなるものが3つあります。どれも地味です。

1. 赤字でも続けられる時間の上限を、先に決める

「月に何万円稼ぐ」ではなく、「週に何時間までなら、収入がゼロでも続けられるか」を決めます。金額は自分でコントロールできませんが、時間は自分で決められるからです。週2回、1回1時間でもかまいません。

2. 「今日はこれができたらOK」のラインを、数字以外で決める

同時視聴者数やギフトの金額は、自分では動かせません。動かせるのは、来てくれた1人の名前を覚えて呼んだかどうか、といったことです。数字が動かない日に自分を守ってくれるのは、こちらのラインです。

3. 辞めどきを、始める前に決めておく

これを先に決めておくと、逆に続けやすくなります。「3ヶ月やって、自分がまったく楽しくなかったら辞める」でいいと思います。辞める条件が決まっていないと、辞めるべきかどうかを毎晩考えることになって、それ自体が消耗になります。

3つとも、始める前の今日、紙に書けます。

相談だけでも大丈夫です

ここまで読んで、それでも少し気持ちが動いたなら、話すところから始めてみてください。今この場で「ライバーになります」と決める必要はありません。

お金のことでも大丈夫です。「実際どのくらいになるものなんですか」と聞かれたら、公式に出ていない以上、確かなことは言えませんと正直にお答えします。そのうえで、あなたが今どこで迷っているのかを聞かせてもらえれば、当社に何ができそうかを、ありのままお話しします。話してみて合わないと思ったら、断ってくれて大丈夫です。無理に勧めることはしません。

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関連する記事も置いておきます。

よくある質問

TikTok LIVEはいくら稼げますか

2026年8月時点で、TikTok公式は金額の目安を公開していません。ダイヤモンド1個が何円になるかという換算率も、平均収入も、公式ページには出ていません。公開されているのは、ダイヤモンドを現金へ換金して銀行口座に出金する手順までです。(出典:TikTok公式 LIVE Creator Hub、バーチャルアイテムポリシー)

ギフトをもらうと、そのお金が自分に入るのですか

公式はそういう説明をしていません。バーチャルアイテムポリシーには「ギフトを贈ることにより、お客様がプラットフォーム上の他のユーザーに対して、現金、コイン、または有価物を譲渡することにはなりません」と明記されています。ギフトは送金ではなく、ダイヤモンドはTikTokが人気度を測るための指標という位置づけです。(出典:TikTok公式 バーチャルアイテムポリシー・2026年1月22日最終更新)

ダイヤモンドが貯まれば、その分の報酬は必ずもらえますか

公式は「ダイヤモンドは、報酬の支払いを含む報酬を受け取る権利をユーザーに自動的に付与するものではありません」と書いています。ダイヤモンドで測られる人気度は、TikTokが報酬を決めるときに考慮する複数の要素のひとつ、という位置づけです。(出典:TikTok公式 バーチャルアイテムポリシー)

「月収◯万円」と書いてある記事は信じていいですか

その数字が公式のどのページに基づくのかを確かめることをおすすめします。2026年8月時点で公式は金額の目安を出していないため、具体的な金額が書かれている場合、出典は公式以外ということになります。あわせて、その記事を誰が運営しているかも見てみてください。検索の上位に出てくる記事の多くは、ライバー事務所や配信支援会社のメディアです。当社もその一つです。

ライバー研究室は、ギフト収益から取り分を受け取りますか

受け取りません。エージェンシーは所属ライバーのギフト収益を事務所に配分する設定にできますが、当社はその設定を使っていません。あなたに割り当てられたダイヤモンドから、当社に流れる分はゼロです。当社の収入は、所属ライバーの配信時間に応じてTikTokから当社に入る報酬だけです。そのかわり時給の保証はなく、ノルマもありません。

最後に

この記事に書いたのは、2026年8月時点で公式規約に確認できたことと、事務所を運営している僕の考えです。

金額は公式が出していません。ギフトも、公式は送金として扱っていません。だから当社も、いくら稼げるとは言えません。約束できるのは、あなたのダイヤモンドに手をつけないことと、配信の時間もイベントも、あなたが決めていいということだけです。

そのうえで、やるかどうかを決めるのは、あなたです。焦らなくて大丈夫です。決めるための材料が足りないと感じたら、そのことごと相談してもらえれば、僕の分かる範囲でお答えします。

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